『インフルエンザは“タミフル”で即効治る?』
毎年、秋口になると「インフルエンザが流行る頃」という言葉を良く耳にします。
インフルエンザウイルスの感染によって起こる「インフルエンザの症状」は、“頭痛”“高熱(38〜40度)・それに伴う関節痛や筋肉痛”“のどの痛み・咳・痰”などというもので非常に風邪に似ていると感じる人が多いのですが、インフルエンザの場合には通常の風邪よりも体に現れる症状が重篤です。
インフルエンザウィルスは潜伏期間が短く、感染してしまうとすぐに症状が現れてきます。
「何だかおかしいな」と思ったら、すぐに病院へ行って診察するようにしましょう。
その際、事前に電話で「インフルエンザかもしれない」と必ず連絡をいれることがとても大切です。病院には他の病気で体力や免疫力が落ちている患者さんや、抵抗力のない子供・赤ちゃんがいる場合があります。そこへインフルエンザウィルスに感染したまま待合室などにいたら…。
どんな大変なことになるか、想像できますよね。
インフルエンザは平均的には「3〜7日間の発熱」があります。
普段から健康な人(成人)なら一週間ほどで治ることが多いのですが、体内に残っているウィルスが他の人へ感染することを考えて一週間は安静にしておくことが大切です。
どうしても人と会わなくてはいけない時などにはマスクなどをきちんとしておきましょう。
昨今では『新型インフルエンザウィルス』が取り沙汰されています。
人に「免疫力」がつくように、インフルエンザウィルスにも「免疫力」がついてしまい、従来の薬で対応できないという状態に移行しつつあります。
また、インフルエンザウイルスは他のウイルスより「変異しやすい」という特徴があるので、予防接種などでのワクチンが間に合わないこともあるのが現状です。
そこで、インフルエンザに効く薬として『タミフル』という薬を使用することが多くなっていました。
ところが、この『タミフル』、報道で扱われているように10代や10代以下の子供が服用した場合に“異常行動”を引き起こすことが報告され、非常に痛ましいのですが命を落としてしまった人もいます。
現在、『タミフル』と“異常行動”の関係性は、世界的に解明されていないとされていますが、日本ではいち早く厚生労働省が各医療機関に『10代の患者には原則として使用を差し控えること』と通達を出しました。
余程酷い症状のインフルエンザでない限り『タミフル』を処方しないという病院や医師も増えてきています。
この『タミフル』の問題では、世界的な動きが遅いのは何故でしょう。
実は、インフルエンザに『タミフル』を処方して亡くなってしまった人が世界で一番多いのが日本だからです。そして『タミフル』の使用量が世界一多いのも日本です。
他国では死亡の報告などもあまりありません。
『タミフル』でなければ「インフルエンザ」が完治しないということはありません。ただ、元々体に疾患を抱えている人には『タミフル』が必要な場合があります。
その他では、違う薬を使う病院が増えてきています。
もしも家族がインフルエンザに感染して『タミフル』を処方されたら、医師にどのようにして患者を看病すればよいのか、注意点などをよく聞いておきましょう!